メルセデスは比較的早い時期からインフォテインメントシステムの操作デバイスの開発に熱心でした.
先代Cクラスには複雑な形状をしたCOMANDシステムのコントローラーがセンターコンソール中央に鎮座していましたし,新型Aクラスからは大型のタッチパッドを備えるようになりました.
私のCLA200dにもセンターのタッチパッドが搭載されています.
このタッチパッドはレクサスのリモートタッチと同じようなシステムでMacBookのトラックパッドのようにクリックすると電子的なクリック感を返してくれます.
フリックした際にも僅かな振動をドライバーに返してくれるので,運転中のブラインド操作にも安心感があります.
そんなセンタータッチパッドですが,私は使う機会が非常に少ないです.
その理由は・・・
ステアリングスイッチが便利すぎる
ステアリングには静電式の小さなタッチパッドが搭載されており,この部分をフリックするだけで項目の選択を自在に行うことができます.
1つ,2つ左右に動かす程度であればこのステアリングスイッチが非常に便利なので,わざわざタッチパッドを操作することは減ってしまいました.
ディスプレイ自体のタッチ感度も良好
センターモニターはタッチパネルに対応しています.
そもそも左右へ大きくフリックしながらメニューを選ぶようなシーンでは直接ディスプレイをタッチした方が素早く確実に操作することができるので,センタータッチパッドを使いたいと思うシーンが少ないです.
センタータッチパッドを使うシーンは?
ナビの拡大・縮小を行いたい時に使うかなぁという程度です.
ナビの拡大・縮小もセンターモニターを2本指でピンチイン,ピンチアウトすることで操作可能ですが,センタータッチパッドで操作する方がより自然な姿勢で行えるため便利です.
新型Cクラスでは廃止・・・
新型Cクラスではセンタータッチパッドは廃止されてしまいました.
実際,新型Cクラスではセンターモニターはよりタッチしやすい位置に移行したので,センタータッチパッドは不要という判断だったのでしょう.
ただ,私はCLA200dでセンタータッチパッド周囲のショートカットボタンはまずまずよく使います.
360度カメラのスイッチやメディア選択のボタンなどはしばしば使用するのでこのあたりはあって便利だなぁと感じるポイントです.
新型Cクラスのセンターコンソールにはカメラの起動ボタンは残されていますが,メディア選択には一手間かかりそうですね.
私はBluetooth接続するデバイスはiPhoneとiPadの2つで乗る状況毎に変わるので,メディア選択画面へのショートカットボタンは非常に重宝しています.
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