過去に8G-DCTはギクシャクするかという記事を書きました.
https://drt.new-life-new-growth.com/8gdct/
今日はその時には触れなかったトルコンオートマと比較して違う点について少しだけ書きたいと思います.
基本的にメルセデスのDCTはまったり系の変速でありオートマとほとんど変わらない印象で普段使いすることができます.(その分スポーティーな印象は薄めです.)
そんな8G-DCTですが,やはりトルコンとは挙動が異なると思う部分があります.
それはゼロ発進の時です.
トルコンオートマは発進時,クリープ現象で進もうとする力とブレーキを緩めていく過程の制動力との釣り合いによって緩やかに加速していきます.
その一方,DCTはブレーキをパッと離してしまっても1秒弱くらい空白の時間が生じて,その後ゆっくりと疑似クリープで前に進み出します.
この空白はほとんど気になりませんが,微低速での発進,停止を繰り返すシーンでは少し気になります.
立体駐車場のパレットの段差から慎重に脱出するときなどはクリープでは脱出する力が得られず,アクセルを踏むと強い力が出過ぎてしまうというシーンが一番困りました.極低速域でのパワーの制御はやはりトルコンに一日の長があると感じます.
そして上り坂ではこの1秒弱の間のせいで普通に下に下がってしまいます.(疑似クリープが発生するまでの間はニュートラルに入っているのと同じことなのでしょう.)
なので上り坂ではホールド必須です.
まぁ個人的には一番の懸念点は耐久性だと思っているので,10万キロまでノートラブルで行ってくれることを祈るばかりです・・・.
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